公開日 : 2023.5.11
知っておきたい自転車ルール
お買い物、サイクリング、通勤・通学など、自転車を利用している方は多いと思います。
2023年4月1日から自転車を運転するすべての人に対するヘルメットの着用が努力義務化になるなど、自転車利用時のマナー違反や自転車事故の増加を受けて、自転車の交通ルールが変更されています。
今回は、自転車を運転する際のルールのポイントや万が一の事故対策についてご紹介します。
その1
自転車の主な交通ルールをチェック
まずは、自転車を運転している時を思い浮かべながら、以下の質問にいくつ当てはまるかチェックしてみましょう。
Check!
- ヘルメットの着用は子どもだけで良い
- 歩道を走行時に
歩行者にベルを鳴らすことがある - 雨の日に傘をさして運転している
- イヤホンをして通話したり
音楽を聴いたりしながら運転している
1つでもチェックがついたら要注意!
自転車の交通ルール上、罰則の対象となる行為も含まれています。
自転車を安全に利用するために、5つの大事な決まりがあります。
\ 自転車安全利用五則 /
-
車道が原則、左側を通行
歩道は例外、歩行者を優先 -
交差点では信号と一時停止を守って、
安全確認 - 夜間はライトを点灯
- 飲酒運転は禁止
- ヘルメットを着用
改正道路交通法の施行により、2023年4月1日から年齢を問わず自転車を運転するすべての人に、ヘルメットの着用が努力義務化されました。
「自転車安全利用五則」に加え禁止事項もありますので、いくつかご紹介します。
自転車の禁止事項(一例)
-
イヤホンで音楽を聴くなど、
周りの音や声が聞こえない状態で
運転してはいけません -
傘をさしたり物を持ったりした
状態で運転してはいけません。 -
通話やメールなど、携帯電話や
スマホを手に持って
操作しながら
運転してはいけません。
Topics
自転車の点検・整備も忘れずに!
自転車を安全に利用するには日頃の点検が大切です。自分でできる点検はもちろん、定期的にサイクルショップなどで点検・整備を行い、安全に運転しましょう!
\あなたの自転車は大丈夫?/
- ハンドル・サドル:グラグラしていないか
- チェーン:外れていないか
- ブレーキ:前後輪ともしっかりかかるか
- タイヤ:空気が十分に入っているか
その2
備えておきたい!
万が一の事故対策
自転車事故で高額な賠償金が認められる事例が増えています。なかには賠償額が9千万円以上に及んだ判例や、自動車と接触して多額の修理費を請求されたケースも発生しています。
自転車事故を起こした時、ご自身と相手方双方の補償をしてくれるのが自転車保険です。費用面のサポートに加え、加害者になってしまった場合の示談交渉を代行してくれるものもあります。
どんな保険に入ればいいのでしょうか?
-
加害事故を起こした時の
補償(日常生活賠償特約等)が
あるもの -
家族全員が補償の対象に
含まれるもの
最近では自転車保険の加入を義務化する自治体が増えています。これまであまり自転車保険を気にしていなかったという方も、これを機会に一度確認してみてはいかがでしょうか。
自転車を運転する時は、
交通ルールを守って安全に
※2023年5月1日現在の情報です。